木造建築をめぐる課題には事欠きません。現代日本の縮図のようなものです。木造建築をめぐる課題で、構造・耐震や防火など以外のいくつかのことについて、やや断片的ながら紹介したいと思います。とはいっても、これらの課題については、それぞれになかなかの難問ですので、解決の方向まではしめせないことを、最初にお断りしておきます。まず、木材資源の問題です。これは、いまにはじまったことではありません。平城京をつくった
木造建築をめぐる課題... の続きを読む
もし純然たる不動産担保融資であれば、その不動産の価値をしっかりと評価して、価格が下落してもサイクルが持ち直せば伎権回収にはひびかないという額を算出して融資すべきである。また、もし企業の現在の信用や将来性に対して融資を行っているのであれば、担保とした不動産は、あくまでも本丸が傾くリスクに備えるという位置づけだ。業績が良いにもかかわらず、不動産マーケットにおけるその時点の価格が下落したから融資を回収す
2つの融資姿勢の混同... の続きを読む
兵庫県南部地震の翌年に「被災者生活再建支援法」が制定され、さらに二〇〇四年に改正がおこなわれている。現在では、建替えに伴う被災建物の解体費や、新たな住宅を購入するための借入金、家賃のほか、生活するのに最低限度は必要な家財を対象として年収制限があるが最高三〇〇万円までの支給がおこなわれる。ともあれ、兵庫県南部地震のときには被災度区分判定、応急危険度判定、罹災証明の判定ともに判定基準が十分に定まってい
日ごろから十分に知っておくことが重要... の続きを読む
住宅や建築にかぎらず、最近の世界的な話題のひとつは、省エネルギーです。木造建築、とくに木造住宅でも省エネルギーが大きな課題です。住宅で使われるエネルギーは、日本中で産業用も含めた全体の約八分の一です。さらにそのうち、冷暖房に使われるのは三分の一です。一九九七年に京都で開かれたCOP3(地球温暖化防止京都会議)で、世界的に二酸化炭素ガスをはじめとする温室効果ガスを削減する約束ができました。日本は二〇
省エネと高気密・高断熱... の続きを読む
みなさんが会社に入って一番しなければならない大事なことは、さらにより多くの知識を得ることよりも、知っていることを実行することである。百の理屈より一の実践である。いいと思ったことを実行する勇気である。そして、むずかしい理論より基本的な知識・技能を確実に身に着けていることである。電話の応待ひとつでも、簡潔丁寧な言葉づかいと復唱、受話器を左手に右手にペンとメモを用意する習慣、電話器に向かってお辞儀をする
百の理屈より一の実践をしよう... の続きを読む
借り換え、繰上げ返済も将来の売却をもくろんでのものか、あるいは最後まで住み続けローンを完済するか、そのためリフォームに力を入れていくのか、または買い替えすべくいくらで売れるものか、という判断材料になるだろう。住宅公庫が廃止・民営化されていく中で、こうした中古ローンやリフォームローンはどうなっていくか。中期的な流れとしては、かなりの確度で縮小していくことになるのではないかと考えられる。住宅公庫の廃止
中古ローンやリフォームローン... の続きを読む
住宅ローンは、借り入れてからも安心せずに、定期的にメンテナンスを心がけることを忘れないようにしたい。住宅に関してはメンテナンスか必要と感じている人が多いだろうが、住宅ローンについては無事返済できていればいいと忘れ去ってしまう人が少なくない。しかし、住宅ローンを定期的にメンテナンスすることで何百万円とトクすることもある。何も知らずにいることは、そのトクするチャンスを喪失していることになる。具体的には
定期的にメンテナンスを心がけること... の続きを読む
アメリカには、不動産の共同投機事業がある。もともと、アメリカではサラ地に対して、金融機関が融資をするような慣習はない。そこにどのようなビル、建物が建っていて、どれだけの収益性を上げられるのかという事業計画があって、はじめて金融機関の案件となり、審査のうえで融資してもらえる。土地の値段が高いために、サラ地であってもそれが担保となり、莫大な金額が融資してもらえる日本とは大きな違いだ。そのため、アメリカ
バブルのつけを消費者に転嫁させようとしている... の続きを読む
民間住宅ローンの金利が7%、8%に上がったバブル時期にも、政策的に上限金利の5.5%にとどめられてきたのである。しかし、現在の住宅ローンの主役は民間金融機関。住宅金融公庫は特殊法人改革の一環として2007年3月末で原則的に直接融資を廃止、同年4月から独立行政法人住宅金融支援機構に衣替えして、民間融資支援業務に特化していくことが決まっている。この流れを受けて、民間金融機関のローン開発競争、顧客獲得競
民間金融機関のローン開発競争、顧客獲得競争が激化... の続きを読む
よくあるキッチンを巡る嫁姑の争いにしても、女性にとっていかにそこが大事かという気持ちの問題であって、物理的スペースの問題では必ずしもないからです。また、娘夫婦と同居する場合と、息子夫婦と同居する場合とでは、感情の持ち方も変ってきます。それでは、お互いストレスが生じやすいため注意を要する場所を、いくつか説明してみましょう。まず、浴室を共有する場合。親世帯のスペースに近い位置に作るケースが多いのですが
お互いストレスが生じやすいため注意を要する場所... の続きを読む
水を使うキッチンは塩ビ系のタイル、それも楽しい色の取り合わせがいいし、遮音性があり、ちょっと温もりのあるカーペットにする。コルク材もお勧めだ。そして、見落としがちな重要なものに、窓とドアがある。このふたつを日本人はあまり気にかけないが、そいつは大間違いで、家作りの重要なファクターなのだ。アメリカでは図面が上がって、材料の打合せをするとき、一番にやっつけるのが窓とドアと言うぐらい、力がはいっている。
実物を眺めて、さわって選んでほしい... の続きを読む
建物の面積についての決まりがあるように、高さについても用途地区によって規制があります。たとえば、第一種低層住居専用地域と第二種低層住居専用地域では絶対高さを10メートルまたは12メートルとしています。また、全面道路の幅、隣地境界線からの距離などによっても、建てられる高さは異なります。高さに関する規制は、道路斜線制限、隣地斜線制限、北側斜線制限の3つが基本になっていて、このほか都市計画法で高度地区と
建物の高さについての決まり... の続きを読む
購入した後に失敗だったケースは多い。それもさまざまな種類に分かれているため、参考になるだろう。落札前には想像もできなかった事態に遭遇し、購入したことを悔やんだ人たちの話を聞くことで、購入前の心構えとしていただきたい。まずは更地を購入して、家を建てようとしたケース。よく見受けられるのが、道路より1メートル弱ほど盛り土をした宅地。水はけも良く、採用するケースは増えている。それが思わぬトラブルになったの
購入した後に失敗だったケース... の続きを読む
自分の実家にもう何十年も住んでいると、いろんなところが古くなってきて不便な場所も増えてきます。住んだ時よりも自分の子供が成長してきたり、逆に大人になって家から出て行ってしまったときなどもリフォームを考える時かもしれません。まず最初に考える場所は、「お風呂」が多いでしょう。昔は不便でなかったお風呂も、成長してくると狭く感じたり、湿気の多い場所なので悪くなる場所が増えてきます。最近増えてきている場所は
リフォームしたくなるとき... の続きを読む
私の祖父母は、築40年くらいの一戸建てに住んでいました。とても庭が広く、そこに綺麗に芝生をはり、好きな木を植え、また一角を畑にして野菜や花を育てたりしていました。歳をとってからは、益々庭いじりに精を出し、毎日植物の成長を見守るのがとても楽しいらしく、綺麗な花を咲かせたり、美味しい実を生らせたりするのがとても嬉しそうで、植物に囲まれている祖父母は本当に生き生きとしていました。しかし、祖父母が80歳を
植物に囲まれた住宅に住むということ... の続きを読む
ディスクロージャー印刷専門会社の大きな特徴として、株式公開セミナーの開催、ディスクロージャー書類の作成サポート、印刷書類の様式・整合性チェックサービスがあります。特にディスクロージャー書類の一つである株式公開申請書類の作成サポート機能は、限られた人材の中で株式公開やM&Aの準備を行っている会社にとって、非常に有用です。ディスクロージャー印刷専門会社の必要性公開申請から公開後にかけて、会社で作成しな
投資家などからの評価に、重大な影響をおよぼす... の続きを読む
都立大学駅の周辺は、目黒区のなかでも良好な住宅地が集中しているエリアである。1927年の東横線開業当時の駅名は柿の木坂であった。都立大学は1991年に八王子の南大沢に移転し、首都大学東京となったが、附属高校はいまも大学跡地に存在する。都立大学の跡地は現在、図書館や体育館が入った複合施設「めぐろ区民キャンパス」になっており、並びには都立の中高一貫校、桜修館中等教育学校のキャンパスがある。駅前の商店街
山の手生活を好む有名人も多く住む... の続きを読む
「百年健康住宅」で採用しているウレタン高断熱工法にほれ込んだ理由の一つに、地震に対する強さがあります。ウレタン高断熱パネルの中に、筋交いが埋め込まれており、あたかもウレタンで筋交いが守られているようになっています。結露の心配もないことから腐る心配も極めて少なくなっています。また、ウレタンそのものの強度がプラスアルファーの力として働いており、実測してみると一般の在来軸組み工法の1・8倍(OSB合板付
「百年健康住宅」の地震への強さ... の続きを読む
サブプライム問題で破綻している債務者の多くが、ホーム−エクイティ−ローンを利用している。債務者によっては当初の四倍近くに住宅価格が上昇し、三倍の「含み益」を使って、投資や消費に資金を向けた可能性も高い。ただ、短期間で四倍になった住宅価格をバブルと思わない感覚は、そもそもローンを返済する気がなかったとも思える。あるいは、返済する気はあったが、もっと上昇すると思っていたのかもしれない。現在のアメリカは
資産デフレの恐さ... の続きを読む
柱と間柱の外面にラス下地板を張る。その間に断熱材を入れる。ラス下地板は、外回りのサッシ・庇・戸袋などを取り付ける前に張る。必ず釘2本で取り付け、継手はできるだけ柱心で、突き付け6枚以下ごとに乱継ぎとする。「妻」の部分は、斜めにラス下地板を張る。斜めに張ることで小屋筋違の役目を果たすのだ。「妻」とは、切妻屋根をもつ建物の大棟と直角な両端の側面のことである。地盤面が低い箇所にあるラス下地板は、地面から
ラス下地板の瑕疵... の続きを読む
阪神淡路大震災後に、多くの倒壊家屋から欠陥建築が見つかった。それ以後、「欠陥住宅」という言葉がTVや新聞の紙面を賑わすようになり、「欠陥住宅」は日常的な言語となった。先の大震災で被災された方々は実に災難だった。一方、幸か不幸か、私も含めて阪神地方に住んでいないで震災を免れた人は、ラッキーだったとしか言いようがない。万が一「欠陥住宅」に住んでいて、あのような大地震に襲われたらひとたまりもない。ほぼ間
阪神淡路大震災で露見した「欠陥住宅」... の続きを読む
2005年当時、坪単価145万円で販売された物件です。その原価構成では、用地の取得代金や建設費を差し引いても約6・6%の利益が残ることがわかります。通常、マンション業者は6〜8%の利益率で事業計画を立てているといわれていますので、この物件は典型的な事例とみて問題ないでしょう。一方、2008年に開発した場合はどうでしょう。シミュレーションの結果、販売価格を坪単価166万8000円と15%アップしたに
販売価格の上昇率を超える建設費の高騰... の続きを読む
購入者にとっては、レストランのショーケースのサンプルを見せられるようなものです。だからこそ、自分自身の購入住戸が造られる過程を検査する必要があります。これについて自主的に対応している売主は、ほとんどいません。買主側か働きかけないと、なかなか検査は実現できません。しかし、購入住戸の施工中現場検査を要求する買主も増えてきて、その結果、実施実績がかなりの件数になっています。これは買主にとってだけでなく、
活用しない手はない... の続きを読む
テレビで紹介されていた、イタリアの世界遺産。その街全てが世界遺産に登録されていてらしくて、中世の建物が蜂蜜色に輝いていて、見ているだけでもため息が出そうなくらいステキな街でした。その街には、小さなパン屋さんがあったり、チーズ屋、ワイン屋が軒を連ねて建っていました。おそらく、その世界遺産に住んでいる庶民の生活の場なんでしょうね。常連らしき人とお店の人が笑いながら立ち話をしていたり、野菜市場では色とり
世界遺産の中の賃貸物件... の続きを読む
全国で賃貸マンションに住む人の割合が4割近くだと聞きます。安定した生活を求めて家を購入する人も沢山いますが、今回は賃貸物件に住むメリット、デメリットをご紹介しようと思います。一番のメリットはなんといっても「引越しが出来る。」ことではないでしょうか。多少築年数が経っているマンションでも、数年後にまた違う物件に引越しが出来る。そして収入があがればそれだけいい物件にも引っ越せる。仕事に対するモチベーショ
賃貸物件のメリットデメリット... の続きを読む
近所のお家の二世帯住宅がかなり斬新な形でびっくりしました。あんなお家なら建てたいと思うほどです。一戸建て同士のお家がつながっているんです。親夫婦のお家は、昔ながらの一般的なデザインで飽きのこない設計です。二人で住むのに丁度いい大きさです。若夫婦のお家は、洋風のデザインでかわいらしくこれから家族が増えても大丈夫なように広めになっています。それが通路でつながっていて、行き来できるようになっています。新
新しい形の二世帯住宅... の続きを読む
一戸建ては鉄筋コンクリート造のマンションとは違い、木造建てが多いものです。マンションの耐用年数47年に対して、木造の場合は22年です。もちろんこれは税法上の償却年数、実際の耐久年数ではありません。環境や住まい方、使用部材や職人の技術次第で違いは出てきますが、およそ30年がメンテナンスなしでも使える一つの目安です。さて、物件の傷み具合のチェックですが、まず外壁や基礎コンクリート、塀にヒビやズレ、砲裂
リフォームの必要な箇所と費用を算定する... の続きを読む
接着剤が多く含まれている珪藻土の、簡単な見分け方がありますので紹介しましょう。まずは珪藻土のサンプルを取り寄せ、市販のバーナーかライターで、表面を燃焼させてください。それが冷めてから、指を表面にこすりつけます。指に燃焼した珪藻土が付着すれば、接着剤が多く含まれています。珪藻土は土および岩からできているので、耐燃性があります。なので、多少の加熱では燃えカスにはなりません。燃えカスとなるのは、接着剤や
珪藻土の見分け方... の続きを読む
町の不動産屋は、世間一般で思われているような不動産屋のイメージとはだいぶ異なる人たちです。前回の平成バブルの崩壊や、今回のミニバブルの崩壊で、多くの不動産業者が倒産したはずなのですが、町の不動産屋はそのリストに名を連ねているでしょうか。もうおわかりだと思いますが、彼らはつぶれるわけがないのです。なぜなら、つぶれる最大の原因である借金に頼ることが基本的にはないからです。不動産を構成する世界が、「ギャ
町の不動産屋はつぶれない... の続きを読む
住宅を購入する場合には、必ず「頭金」が必要である。これは、どんな金融機関でも売買価格の八〇%以上のお金は貸してはくれないからだ。もっとも一〇〇%ローンを借りて購入することも不可能ではない。ただ、その場合、次のような条件が必要だ。(1)購入物件のほかに、担保物件を用意できること。(2)返済額が、最高でも年収の四〇%を超えないこと。このようなローンの借り方は、「ブルーローン」といっているが、利用できた
頭金は購入価格の二割は必要... の続きを読む
新築の中高層耐火住宅についてみていきましょう。この場合も、一般の新築住宅と同じように二分の一軽減されますが、その期間が五年間にわたります。この場合の細かい要件についてみていきましょう。地上三階建て以上の建物であること。一般の新築住宅で述べた要件の1および2と同じ要件を満たしていること。家屋の固定資産税評価額が一平方m当たり、耐火構造は一一万七〇〇〇円以下、簡易耐火構造は九万六〇〇〇円以下であること
新築の中高層耐火住宅の場合... の続きを読む
マンションの供給状況は、平成6年は過剰気味でした。これは、平成7年から8年までは続くと見てよいでしょう。なぜならば、一度計画に入ったものは、2年は続くからです。後発組のものが、今後もドンドン出てきます。そこで、週刊誌などは「暴落か」というような脅しの企画を立てて書いていますが、これは簡単にはありえないと思います。その代わり、リストラで、できるだけ安く建つマンションが、これからも競争力を高めるために
わずかな金利差でもガッポリ取られる... の続きを読む
時代は激変してしまった。土地問題に関する国民の意識調査の結果を示したものをみると、土地を、預貯金や株式などに比べて有利な資産であると考える人が急減して、有利な資産とは思わないという人が大幅に増加している。まさに、「土地が最高の資産である」と考えてきた日本人の心理が揺らぎ、さらにその意識を変える人が多くなっていることを物語っている。土地神話を信じてきた人たちも、一九九〇年以降、トレンドとして下落傾向
資産としての土地の有利性は薄らいだ... の続きを読む
問題は、私たちが業者に古い住宅の売却の仲介を依頼するとき(つまり媒介契約を結ぶとき)には、一般媒介契約にしたらよいか、あるいは専任媒介契約を結んだらよいか、という問題がある。一般媒介契約であれば、依頼する側は、いくつもの業者に依頼できるから、高く売れるかもしれない、そんな期待があるのだが、実際はむしろ、専任媒介契約のほうが、“お宅だけにたのみますよ”といったぐあいに、いわばまかされた形になるので、
むしろスムーズに売却できる専任媒介契約... の続きを読む
売れない営業マンヘは、そのときひまな設計担当、建設担当、そして人気のない下請けの工務店が担当になる。下請けの工務店にだってランクがあるのだ。みんな同じレベルだと思ってはいけない。だから、同じ商品を建築しても、建築主の満足度が違うのだ。つまり、記名をした段階でいいレールの上を進めるか、そうでないのかが決まってしまうのだ。では、どうしたらいいのか。簡単なことだ。どんなに商品が気に入っても、これだと思え
優秀な営業マンならば、記名を... の続きを読む
単純化していえば、スキーで骨折して松葉杖をついている若い人、大きな旅行カバンを両手で引いている人などは、跳ぶように歩いている通勤一通学の人にくらべれば明らかにハンディを負っている。ことによるとあなたはそんな人を、「こんなところに来るな、じゃまだ」と内心ののしったことがあるのではなかろうか。しかし、それは明日のあなたの姿かも知れないということを考えたことがあるだろうか。もしそうなれば、あなたはバリア
バリアフリーの実地教育の必要性... の続きを読む