精神的な充足感や家族のライフスタイルに合わせた住まいを選択するという発想や、家族から住まいを見るという視点が欠けているからにほかなりません。私が提案しているのは、大作家の書斎をつくろうというようなことではありません。その気になれば、一畳か二畳の空間はつくれます。また子ども部屋は関東では平均六畳程度ですが、それを半分の三畳にして余った三畳を書斎にすることもできます。別の項でも述べるように、子ども部屋三畳は立体的に考えれば六畳にも匹敵する空間をつくることもできるのです。
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これまでは、子どもが二人いれば六畳ずつ二部屋あてるところ。子ども部屋は三畳、父親、母親それぞれ三畳ずつ確保する。両親が住まいについて話し合い、その意志が形に表れているなら、子どもは自分の部屋が狭いという不満よりも、親の思いを感じ取って、それを誇りに思うはずです。